研究内容

(1) 振動制御に関する研究

・ダイナミックダンパーの開発

各種機械や高層建築構造物に使用されている制振装置の一種にダイナミックダンパーがあります。
現在、振り子型やばね質量型、液体揺動型などのが実用化されていますが、それぞれに一長一短があります。
本研究室ではこれまでにない新しいタイプのダイナミックダンパーの開発を目指しています。



・柔軟構造物の高速制振位置決め制御

高速性のため軽量化されたロボットアームは柔軟でたわみやすい性質をもっており、 位置決め時に発生する残留振動が問題となります。
この残留振動を低減する加速度パターンを提案し、その効果を理論と実験によって検証しています。



(2) その他の研究

・エネルギー貯蔵用フライホイールの開発

永久磁石の反発力と回転体のジャイロ効果を利用した磁気浮上コマという玩具があります。
これを大型化し、エネルギー貯蔵用フライホイールとして実用的な利用を可能とするための基礎研究を理論的・実験的に行っています。